ひまわりのひとり言2

京都伏見に転居し4年目になりました。身近な京都を中心にあれこれ紹介したいと思います

京都府・石清水八幡宮のあれこれ

 今日は7日、シトシト雨の朝を迎えています。
ベランダの気温はAM9時、20℃を超えており、蒸し暑いです。
これで近畿地方は梅雨入りとなるでしょう。


 5日、京都府八幡市に位置する石清水八幡宮に出かけてみました。
我が家から京阪電車を利用し、20分ほどで行くことが出来ます。


石清水八幡宮楼門(国宝)
石清水八幡宮ガラス枠


 石清水八幡宮は日本三大八幡宮の一つ。
他に宇佐神宮(大分県)、筥崎宮(福岡県)があります。

 京都府八幡市の男山(標高143m)の山上に鎮座する京都の裏鬼門(南西)を守護する神社です。
現在の社殿は織田信長、豊臣秀吉、秀頼らの修復再建を経て1634年に徳川家光によって造営されました。


地図


 涼しい木陰の参道を上り、お参りを済まし、境内をゆっくり散策しながら写真を撮っていると通りがかった神社の方が話しかけてこられた。そこで信長塀やここではオガタマノキが御神木になっていることや本殿が見えないことなどを告げると『どうぞ来てください』と案内をしてくださり、丁寧に説明もしてくださった。
 お参りに来ていただけでは気付けなかったことを教えていただくことができ思い出に残る貴重な時間となりました。
今回は教えていただいたあれこれを中心に載せてみました。


(3枚のアニメになってますよ
南総門

 
 南総門から社殿を見ると社殿が少し西側に向いています。これは神前で参拝した後、帰る際に八幡大神に対して真正面に背を向けないように中心を外していると言われています。


楼門2

 平成28年2月9日、建物10棟と建物の修理に棟上げされる棟札3枚が国宝に指定されました。
現存する八幡宮の本殿の中では最古で最大規模を誇ります。
前後二棟(内殿・外殿)からなる八幡造りの社殿建築様式は全国に4棟ほどしかない貴重な建物。
檜皮葺の屋根の軒が接するところには織田信長公寄進の「黄金の雨樋」がかけられています。
また本殿を取り囲むようにめぐらされた瑞籬(みずがき)には極採色の欄間彫刻が150以上も施されており、江戸期名工・左甚五郎一派の作と伝えられています。


(2枚のアニメになってますよ。画像は撮影不可なのでネットよりお借りしました)
本殿


 本殿は非公開のため見ることはできませんが案内の方が外からほんの少しだけど見えるところを教えてくださった。
信長公寄進の「黄金の雨樋」は楼門側の西の角、舞殿の前より、また本殿の屋根は東門の前より撮りました。


雨樋

 楼門の蟇股(かえるまた)部分の向かい合う鳩は神使、阿吽の呼吸で御神前を守っています。
 東に虎、西に龍の彫刻は徳川家光公の干支は辰年、徳川家康公の干支は寅年であるため家光公が家康公の干支よりも上位(上位=東、下位=西)の位置に配することのない様配慮したと伝えられています。


楼門

 
 瑞籬(みずがき)の東門の彫刻は龍だと思っていたのですが「キリン」で西門は「白象」でした。
まだまだ欄間彫刻には面白いものがたくさんありそうなのでまたの機会にゆっくり見せてもらうことにしました。


(2枚のアニメになってますよ)
キリンと白象

 信長塀』と呼ばれている築地塀は織田信長が好んで採用した様式といわれています。
瓦と土を幾重にも重ねることにより、当時の課題であった鉄砲の銃撃や耐火性、耐水性に優れているということです。
そして案内の方が驚いたことに普段閉じられている東総門をわざわざ開けて「信長塀」の厚みを見せてくださった。
それは思っていたより幅がありしっかりしたものであることがよく分かりました。
 また、瓦に刻まれている御神紋は『流れ左三つ巴』が正しいのですが一つだけ『流れ右三つ巴』になっていることを教えてくださり、これは完成させてしまうと後は朽ちるのを待つことになり、あえて間違いの個所をつくることにより、まだその建物が未完成であり益々の発展を遂げるという願いと縁起が込められているということでした。

(3枚のアニメになってますよ)
信長塀

 御神木の『おがたまの木』の実の形が巫女さんの持つ『神楽鈴』のデザインのもとになってるということでした。
また一円硬貨の表面に描かれている木はこの木でした。
実は熟すとピンク色になるそうで、ピンクになった実の写真をスマホで見せてくださった。
秋になると熟して落ちた実をお参りに来られた方が記念に持ち帰られるそうです。


(おがたまの実の画像はネットよりお借りしました)
オガタマ連結

 親切な神社の方にはお礼を述べ、表参道から下り「一の鳥居」の近くの『放生池』にむかいました。
この池の絶滅危惧種の水草『アサザ』がどうなったか確認したかったのです。
嬉しいことに見事に咲き、保護枠からもはみ出して繁殖していました!
睡蓮と仲良く共生している様にほっとしました。
このアサザは2004年八幡市内の河川で自生しているのが発見され、放生池に移植されたのでした。

(4枚のアニメになってますよ)
アサザ

 何度もお参りしている石清水八幡宮で親切な神社の方にいろんなことを教えていただき知識が増えました。
また、気になっていた絶滅危惧種のアサザが繁殖し、綺麗な花を咲かせていました。
とても良い時間を持つことが出来、幸運な日でした。感謝です~。
  1. 2017/06/07(水) 11:30:00|
  2. おでかけ
  3. | コメント:13
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コメント

良かったですね
知らないことばかりです
私も勉強させていただきました
八幡宮には鳩が有りますね
鎌倉の鶴岡八幡宮も鳩でした
神様のお使いなんですね
『信長塀』の厚み凄いですね
オガタマノキの実
巫女さんの鈴の形ですね
こんな木の実始めて見ました
アサザ綺麗に咲いていましたね
しっかり増えていて良かったです
素敵な一日でしたね
  1. 2017/06/07(水) 16:32:11 |
  2. URL |
  3. みーばあ #ofxKis3k
  4. [ 編集 ]

みーばあさん!

こんばんわ~。
親切な方に出会えてラッキーでした。
ブログに載せることも全てOKでした。
鶴岡八幡宮も同じ八幡宮ですものね。

信長塀の厚みは他で見る築地塀より大分
厚かったですよ。
銃弾も通りにくかったと思いますね。

オガタマノキ、神社へ行かれた時に気をつけてみてください。
きっと出会えると思いますよ。
一円硬貨も見てくださいね~。

アサザ二年くらいの間に倍以上に増えていました。
可愛らしいお花ですから増えていてよかったです。
思い出に残る良い一日でした。

温かいコメントありがとうございました。






  1. 2017/06/07(水) 21:52:26 |
  2. URL |
  3. magamik #-
  4. [ 編集 ]

石清水八幡宮

こんばんは~
今日こそは朝起きたら道路が濡れているかな?と期待したのですが、どんどん晴れてきてしまってまた雨はお預けです
梅雨入りは昨日の報道、でも当分雨は期待できそうになりません

石清水八幡宮は私が住んでいた香里園のすぐ近くの割に行ったのは1度だけだと思います

幸いにもmagamikさんの熱心な観察にお寺の方も快く案内されて良かったですね

そして非公開の本殿が少しだけ見えて本当にラッキーでしたね
黄金の雨樋なるものがあったのですね~

彫刻もいろいろあってさすが京都の彫刻だなあと思いました
奈良の彫刻は色を付けていませんから
日光となるともっと派手に色を付けられています
その時代それぞれに特徴を出していてなかなか興味深いものがありますね

ヌブナが米と言われ宇r塀は奈良でもいろいろな場所に使われています
もう崩れそうになりながらもしっかりとしているのですよね
唐招提寺の塀なども修復品方が私はこのままでいいなと思うくらいこの塀が好きなんです
二月堂の土塀も一部はこのような塀になっていますよね~春に行った百毫寺もこの塀で私の台のお気に入りです
それが大好きで何度絵に描いたことでしょう!
めったに見られないアサザも見られて良かったですね
世の中知らないことばかりでnetでいろいろ教えて頂けるのが嬉しいです
有難うございました
  1. 2017/06/08(木) 20:56:18 |
  2. URL |
  3. 花ぐるま #-
  4. [ 編集 ]

花ぐるまさん!

こんばんわ~
こちらは梅雨入りの日は結構降りましたが今日は降りそうで降りませんでした。

香里園からも近いですね、私も同じ京阪電車の伏見桃山から三つ目ですから近いです。
数回お参りに出かけていますがお正月は人がいっぱいで散策どころではありませんので行事のない普段の日に出かけるのが良いですね。

本殿は見えないものと思ってましたのでわずかですが見えてよかったです。
黄金の樋があることは知ってましたがどこにあるかはわからずでした。
かめらでズームして神社の方にこれですと言われて分かった次第ですよ。
テレビのクイズ番組で出題されたそうですよ。

彫刻の豪華絢爛さは先日六無齋さんのブログで見せていただいた日光東照宮の豪華絢爛さとは比較できませんが徳川家光が造営されたことと左甚五郎の彫刻がある点では似てますよね。

信長塀は流石丈夫に造られていますね。
当時のままですから風情があっていいですよね。
奈良の二月堂なんかも古い築地塀が人気を呼んでいますものね。
古いものは古いままに残せるとよいですが~。

絶滅危惧種のアサザに初めて出会ったのはこの池でしたので当時より大分増えていてよかったです。

本当に世の中知らないことばかりです。
こうして教えていただけるのも嬉しいですし、ネットでも色々知ることが出来るのは有り難いですね。
ブロ友さんから教えていただくことも多々あります。

温かいコメントありがとうございました。





  1. 2017/06/08(木) 22:01:12 |
  2. URL |
  3. magamik #-
  4. [ 編集 ]

石清水八幡宮へお参り
楼門の欄間の彫刻 見事ですね 色も鮮やか
オガタマの木 初めてです

親切な案内でした magamkさんのお人柄が反映したのでしょう 貴重な体験でしたネ
  1. 2017/06/08(木) 22:04:39 |
  2. URL |
  3. はなこ #jsNfsqBI
  4. [ 編集 ]

石清水と徒然草

はなこ 二回目です
ブログにコメントを入れて後 似たような話があったことに気が付きました。インターネットで調べたところありましたよ
ながくなりますが 引用しますので見ていただければと思います。

徒然草第52段

仁和寺(にんなじ)にある法師、年寄るまで、石淸水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩(かち)よりまうでけり。極樂寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。さて、かたへの人にあひて、「年比(としごろ)思ひつること、果たし侍(はべ)りぬ。聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」と言ひける。

すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。
  1. 2017/06/08(木) 23:30:10 |
  2. URL |
  3. はなこ #jsNfsqBI
  4. [ 編集 ]

はなこさん!

おはようございます。
コメント二回も下さり嬉しいです!

徒然草第52段 、早速ネットで調べてみました。
山の麓には確かに高良神社などがあります。
それを八幡様と間違えてしまったのですね。
私も案内していただいたからこそ見逃していたことが分かりました。
「すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり」は実感です。
山上の立派な八幡神社をお参りすることが出来なくてさぞ無念におもわれたことでしょう。

はなこさんは徒然草の事をよく御存じで素晴らしいです~!。
おかげさまでまた知識が増えました!
感激しました~。感謝してます。

二回もの温かいコメントありがとうございました。



  1. 2017/06/09(金) 09:07:57 |
  2. URL |
  3. magamik #-
  4. [ 編集 ]

石清水八幡宮

magamikさん こんにちは!
暫く涼しい日が続きましたが今日は真夏の天気になりました。梅雨入りしたとのことですが、千葉県北総地方は殆ど雨が降らず大地が乾ききっています。
石清水八幡宮は大阪勤務の時に一度訪れただけですので今では全く記憶の彼方です。
以前もmagamikさんのブログで紹介されたことははっきりと覚えていますよ。
流石三大八幡宮だけあってか、素晴らしい建物が多いですね。これらの建物に歴史上の人物が関わっていたことを初めて知りました。特に信長の影響は大きかったようですね。徳川家光もかなりの貢献をしたのですね。
楼門は大変立派ですね。特に2階部分の造りが見事ですね。静かな参道と灯籠の写真に心が洗われるような気がします。
織田信長の土塀はとても頑丈なようですね。戦乱の世の防衛を意識したのでしょうか。

池の睡蓮とアサザを見事に撮りましたね。magamikさんのブログに刺激され、昨日近くの公園にアサザを見に行きましたよ。意外と小さな花なのですね。
有難うございました。いつの日かまた訪れたい思っています。
  1. 2017/06/10(土) 16:39:33 |
  2. URL |
  3. 高花六無齋 #-
  4. [ 編集 ]

石清水八幡宮

こんばんは~

梅雨明けしたとのことですが、このところ降雨もなくて
まるで嘘のような感じがしてますよ。

石清水八幡宮はさすがに日本三大八幡宮の一つらしく
とても素晴らしい建物が多くありますね。
社殿は織田信長、豊臣秀吉、秀頼らの修復再建を経て
1634年に徳川家光によって造営され他の事、

また、瓦と土を幾重にも重ねることにより、
当時の課題であった鉄砲の銃撃や耐火性、耐水性に
優れているという信長塀のことも初めて知りましたよ。

御神木の『おがたまの木』が
一円硬貨に描かれてるというのも今回初めて知り
勉強になりました。

睡蓮の花とアサザが見事に咲き揃っていますね
私もアサザの花単独では
時折池で咲いてるのを見てましたよ。

  1. 2017/06/11(日) 17:56:52 |
  2. URL |
  3. はたやん #cU5sidCo
  4. [ 編集 ]

高花六無齋さん!

こんばんわ~
今日はこちらは涼しい一日となりました。
雨はすっかり遠のいてしまってます~。

以前にも載せたことはありますが、今回は幸運にも神社の方が案内してくださったので今まで気づかなったことに気づくことが出来ました。

この神社からは天王山も見えてますし、伏見も近いですから重要な戦の拠点でもあったようですね。
信長塀は二条城の築地塀なんかよりかなり厚みがありました。
家光公はここだけではなく静岡の浅間神社、栃木の日光東照宮とその貢献度は凄いですね。
規模は違いますが似てるところが多いですよね。

新年と違い普段は静かです。
またここではまだ外国の観光客の姿も見かけませんでした。
心静かにお参りすることだ出来ます。

アサザそちらでも見られるのですか!
貴重な水生植物、絶えないようにと祈ってるのですよ。

温かいコメントありがとうございました。
  1. 2017/06/13(火) 09:05:06 |
  2. URL |
  3. magamik #-
  4. [ 編集 ]

はたやんさん!

おはようございます。
こちらも爽やかな朝を迎え、梅雨を感じさせない日が続いております。
後に大雨が降らないように願いますよね。

京都の裏鬼門を守る神社として歴代4人の武将が修理をしてきたのですから凄いですよね。
そしてこの神社は戦の神様とも言われています。
ここからはお向かいの大山崎の天王山が一望できますから、戦の動向を窺っていたそうです。
そういうところですから信長塀の様なしっかりした塀が必要だったのだと思えわれます。

一円硬貨の件は私も初めて知りました。
友達にも教えてあげたのですよ。
誰も知りませんでした。

アサザはこの池で4~5年前に咲いているのを見て貴重な水草であることを知りました。
結構愛らしいお花ですから、増えてくれるとよいですね。

温かいコメントありがとうございました。
  1. 2017/06/13(火) 09:57:22 |
  2. URL |
  3. magamik #-
  4. [ 編集 ]

おはようございます。
こちらはずっと以前に行きましたがもう
忘れています、いいところですね。
阪急電車から対岸が見えるとあそこに
八幡さんがあると眺めていました。
  1. 2017/06/23(金) 09:26:35 |
  2. URL |
  3. ムームー #-
  4. [ 編集 ]

ムームーさん!

こんにちわ~

過去においでになられたことがおありですか。
高槻に住んでおります時はJRや阪急からは対岸に見えておりましたね。

なかなか立派ですし、歴史的にも価値ある神社ですよね。

山の上にありますから、ケーブルを使っても歩かねばならずちょっと大変ですがまた出かけてみたいですね。

温かいコメントありがとうございました。
  1. 2017/06/23(金) 16:31:53 |
  2. URL |
  3. magamik #-
  4. [ 編集 ]

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